ドッグフードには危険な添加物が入っている場合が多い
ホームセンターやペットショップで販売されているドッグフードには、たくさんの添加物が入っているケースが多いです。特に、海外産のドッグフードは注意が必要です。
無添加とパッケージに書かれていても、原材料として添加物は表示されていないだけで、製造工程で添加物を使用しているケースがあります。製造工程で使用した添加物は原材料として表示しなくて良いのです。ここに大きな問題が隠れています。
もちろん、原材料に添加物が記載されていることもあります。ある意味、正直なメーカーなのですが、添加物を使用しているのは問題です。
添加物といっても、さまざまな添加物があります
よく問題になる添加物の代表といえば、酸化防止剤です。その他にも膨張剤、凝固剤、発色剤、乳化剤、合成着色料、防カビ剤などがございます。その他にもまだまだあります。
愛犬の健康に害を与える添加物として一番問題になっているのが、酸化防止剤です。エトキシキン、BHA、BHTという酸化防止剤は化学物質で、発がん性の危険があります。
これらの添加物は、人間の食材はもちろん、農薬への使用も禁止されています。しかし、ペットフードに使用することは禁止されていません。法律自体に問題があるのですが、規制されていないからとって、ドッグフードに使用するメーカーにも問題はあります。
なぜ、酸化防止剤が使用されるのか
海外で製造されたドッグフードは、何ヶ月もかけて船便で輸送されます。航空便だと送料が高くなるためです。数ヶ月も輸送に時間がかかりますので、その間に、ドッグフードはどんどん酸化して品質が悪くなります。それを防ぐために、酸化防止剤が必要なのです。
近年では、エトキシキン、BHA、BHTを使用しているドッグフードは少なくなりました。しかし、ホームセンターやペットショップで販売されているドッグフードにはいまだに原材料として使用されているものもあります。獣医さんで推薦されているドッグフードでも使用されているケースもあります。
メーカーもエトキシキン、BHA、BHTが使用されているドッグフードは、消費者に購入してもらえないので、何とか違う形での酸化防止剤を使用するようにしています。
そこで、ビタミンCやビタミンEを使用するケースが増えています。ドッグフードの原材料に酸化防止剤(ビタミンC)などと記載されています。
しかし、天然の酸化防止剤は効果が弱いので、ドッグフードがどんどん酸化していきます。
市販のドッグフードの多くは原材料の品質が悪いので、どうしても酸化防止剤を必要とします。また、海外産の場合は、数ヶ月に渡る輸送期間がありますので、酸化防止剤が必要になります。
原材料の品質を人間同様のレベルのものを使用して、国内製造すればドッグフードに酸化防止剤は不要です。国内製造であれば、輸送時間は数日です。数ヶ月も輸送されることはありません。酸化防止剤がどのようなものであっても、ドッグフードに酸化防止剤が入っているものは愛犬に食べさせないことがベストです。
原材料に「ビートパルプ」というものが入っている
原材料を見て聞きなれない「ビートパルプ」という表示がある場合があります。これは、砂糖大根の絞りカスです。これ自体がドッグフードに入っていても、「何か砂糖大根と言う大根の一種のカスが入っているのか」くらいにしか思いませんが、このビートパルプは危険です。
というのは、砂糖大根を絞るときに硫酸系の化学物質を使用して溶かしているからです。硫酸系と聞くだけで、怖いですよね。しかし、この製造工程で使用された硫酸系の化学物質は、原材料として明記しなくて良いのです。ドッグフードが無添加と書かれていても、原材料に「ビートパルプ」は入っているものは、これは本当に意味での無添加ではないのです。
色の区別ができない犬になぜ合成着色料が必要か
犬は赤色の色彩の区別ができないので、全体的に黄緑っぽく色が見えていると言われています。それなのに、ドッグフードに合成着色料を使って、なぜ色をつける必要があるのでしょうか?
赤やオレンジ色や緑色っぽいドッグフードを見かけますが、なぜ色をつけるのか不思議です。なぜ、犬に合成着色料を食べさせる必要があるのでしょうか?原材料の品質が悪いので、着色料を使用せずにドッグフードを製造すると、何か変な色になってしまうのですか。本当に不思議です。
ドッグフードは必ず国産で、無添加のものを選んでください。酸化防止剤の入っていないものを選んでください。酸化防止剤などの添加物が入っていると今は大丈夫でも、数年後に必ず愛犬の健康に支障が出ます。
原材料を見てもどれが添加物か分からない方もおられると思います。原材料に普段、私達が食べている以外のもの(見慣れないもの)が入っている場合は、避けたほうが無難だと思います。