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犬にアスパラガスを食べさせてもよいのか?


アスパラガス

犬にアスパラガスを食べさせても大丈夫!

アスパラガスは春から秋が旬ですが、通年スーパーにある身近な食材ですね。サラダや天ぷら、バターソテーなど様々な料理に使えて便利な野菜ですが、犬に食べさせてもよいのでしょうか?

結論からお伝えすると、犬にアスパラガスを食べさせても大丈夫です。ただし、むやみやたらにワンちゃんが欲しがるだけ食べさせてはいけません。

今回は、アスパラガスに含まれる特徴的な栄養成分や、安全に犬に食べさせるための注意点についてお話ししていきます。

アスパラガスの栄養が犬にもたらす健康効果

アスパラガスの種類と栄養について

アスパラガスには、緑色のグリーンアスパラや少し小さめのミニアスパラガスのほか、白色のホワイトアスパラガス、紫色のパープルアスパラガスなどがあります。

含まれる栄養成分に大きな違いはなく、ビタミンやミネラルなどが含まれています。特徴的な栄養成分は、「アスパラギン酸」と「ルチン」です(後述)。

ホワイトアスパラは土をかぶせるなどして太陽にあてていない分、栄養価は下がります。

パープルアスパラガスにはアントシアニンという、目の健康によいポリフェノールが含まれているのが特徴です。

緑や紫のアスパラガスは太陽の光を浴びているため栄養価が高くなっています。犬に食べさせるなら色付きのアスパラガスを選びましょう。ミニアスパラガスは柔らかいのでおすすめです。

アスパラギン酸の嬉しい健康効果

アスパラギン酸という栄養成分は、アスパラガスから発見されたことにより命名されました。

私たち人間が疲れたときに飲む「栄養ドリンク」には、アスパラギン酸にミネラルを加工した成分が配合されています。

アスパラギン酸の働きは、筋肉運動に大切なミネラルの吸収を高めることで、エネルギーが滞りなく作られるようにサポートし、スタミナを持続させます。「ファイト~!一発!」で有名な栄養ドリンクのキャッチコピーも、こうした働きからきているのでしょうね。

ほかにも、疲労回復や免疫力アップ、利尿作用による腎臓や肝臓機能を回復する効果が期待されています。

愛犬ちゃんが思い切り走り回ったあとには、アスパラギン酸で疲労回復をサポートしてあげましょう。

ルチンの嬉しい健康効果

アスパラガスの穂先には、水溶性のルチンという、ポリフェノールの1種が含まれています。ルチンの特徴は、強い抗酸化作用や毛細血管を丈夫にして出血を予防する働きを持っていること。

抗酸化作用により、体内で毎日発生しつづける「活性酸素」を抑制します。活性酸素が抑制されると細胞の老化が緩やかになり、傷付いた細胞が修復されやすくなるため、病気にかかりにくい元気な体が維持できる、というワケです。

困ったことに、活性酸素はストレスや疲労、睡眠不足などで増えやすくなります。さらに、食品添加物の過剰摂取や大気汚染などでも活性酸素が発生します。

今やワンちゃんを取り囲む環境は、人間同様にストレスを受けることが多いですね。運動のさせ過ぎや、日が暮れたあとも起きていることもストレスの1つです。長時間のお留守番や引越しなど、精神的ストレスも活性酸素を生み出す要因です。

飼い主様からの愛情+ルチンの健康効果で愛犬ちゃんを癒やしてあげましょう。

犬にアスパラガスを食べさせる際の注意点

犬にアスパラガスを食べさせる際には、いくつかの注意点がありますので、早速みていきましょう。

アスパラガスには毒性がある?

アスパラガスは、「アルカロイド」という毒性のある成分を微量含んでいます。ただし、犬が1本のアスパラガスを食べたからといって、中毒を起こすほどの量は含まれていないので安心してください。

アルカロイドはトマトやナスなどのナス科の植物などにも含まれることから、犬にアスパラガスを食べさせる際は、ナス科の野菜とは組み合わせないほうがよいでしょう。

また、アルカロイドは関節炎を起こす可能性も指摘されているので、シニア犬や関節炎になりやすい犬種(※)には食べさせないほうがよいかもしれません。

※関節炎になりやすい犬種:キング・チャールズ・スパニエル、ゴールデン・レトリーバー、ジャーマン・シェパード・ドッグ、ドーベルマン、バーニーズ・マウンテン・ドッグ、ラブラドール・レトリーバー、ロットワイラーなど

アスパラガスは短時間茹でてから食べさせる

アスパラガスを生で食べさせるのはよくありません。必ず加熱してから犬に食べさせましょう。ルチンは水溶性なので、短時間茹でるか蒸すのがおすすめです。

ここで注意したいポイントは、120℃以上の高温で長時間炒めないこと。発ガン性がある有害物質の「アクリルアミド」の濃度が増えてしまうからです。

農林水産省が、アスパラガスを使ってアクリルアミドの濃度変化の測定を行いました。データを見ると、200℃で2分炒めた場合と8分炒めた場合では、アクリルアミドの濃度が約9倍近くに増えています。

アスパラガスやもやし、かぼちゃなどの野菜類、りんごなどの果実類をオーブンで加熱したものからも、アクリルアミドが多く検出されています。

なんだか、アスパラガスが悪者みたいなイメージになってしまいましたが、ようは高温で長時間加熱しなければ問題ありません。

ただし、病気で排泄能力が低下していたり、愛犬ちゃんの家系がガン体質の場合は、わざわざアスパラガスを食べさせないほうがよいでしょう。

参考URL
アクリルアミドが含まれている食品:農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/about/syokuhin.html
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/seminar_jisseki/pdf/h28_siryo2_3.pdf

柔らかい部分を細かく刻んで少量を食べさせる

アスパラガスの茎の下のほうは繊維が強く、人間でも固く感じるかと思います。アスパラガスを両手で持ってポキンと折れた上の部分だけを愛犬ちゃんに食べさせましょう。

すり潰すか、みじん切りにして食べさせれば、喉に引っ掛ける心配もありません。ドッグフードを食べているなら、オヤツとして少量を食べさせるだけで十分です。

胃腸の弱い愛犬ちゃんには無理に食べさせない

アスパラガスの柔らかい部分であっても、愛犬ちゃんの体質によっては消化不良を起こすかもしれません。

また、アスパラガスに含まれるアルカロイドが微量とはいえ、胃腸が弱っていると消化吸収や排泄が上手くできない可能性もあるので、無理に食べさせないようにしましょう。


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