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犬にバナナを食べさせてもよいのか?


バナナ

犬にバナナを食べさせても大丈夫!

身近な果物の1つでもあるバナナは、犬に食べさせても大丈夫です。

バナナには、ビタミンやミネラルなど、飼い主様と愛犬ちゃんの健康に役立つ栄養素が含まれています。

栄養価は高いのですが、甘くて美味しい分、食べさせ過ぎには注意が必要です。

今回は、これまであまり解説してこなかった、糖質やカロリーの話を中心に、バナナにはどんな栄養が含まれているのか、犬に期待できる健康効果など、注意点も併せてお話しします。

バナナに含まれる栄養成分と犬に期待できる健康効果

飼い主様にも役立つ!バナナの糖質とカロリーの豆知識

バナナは、ブドウ糖、果糖、ショ糖といった糖質を多く含みカロリーもやや高めなので、肥満予防の面から考えると、愛犬ちゃんにはたくさん食べさせないほうがよいでしょう。

カロリーは、食品が持つ「エネルギーの単位」ということは、多くの人がご存知のところです。

糖質は、ご飯などの穀類やイモ類、果物類、砂糖類に多く含まれています。

糖質とカロリーの違いを簡単に解説すると、糖質は素早くエネルギー源となる性質を持っているので、体に蓄えられた脂肪よりも先にエネルギー源として使われます。

糖質を使い切ったあとに、体脂肪を燃焼させてカロリーを消費する、という流れです。

最近、カロリー制限ダイエットよりも糖質制限ダイエットが流行っているのは、糖質を制限することで脂肪の燃焼を優先できるからです。

一方、カロリー制限ダイエットは、消費カロリーよりも摂り込むカロリー量が少なければ、体脂肪が燃焼されて痩せる、ということを期待するものです。

犬の場合はどうかというと、タンパク質や脂質から糖質を作ることができるため、あえて摂る必要はない、という考え方ができます。

アジリティーに備えてバナナを食べさせるのはありかもしれませんが、運動量が少ない犬には必要ないともいえるでしょう。

愛犬ちゃんの肥満につながるのは糖質です!

肥満気味のワンちゃんが増えている気がするので、もう少し詳しく、糖質やカロリーについて解説します。

やや大きめのバナナ1本(約100g)の糖質量は約21.4gで、カロリーは約86kcalあります。

糖質が多いことで知られる、ご飯(約100g/茶碗約1/2)の糖質量は35.6gで、カロリーは約168kcalです。

比較してみると、バナナの糖質量はご飯の約60%、カロリーは約半分ということがわかります。

ちなみに、当店で販売中の、ワンちゃんやネコちゃんに大人気のおやつ「国産いっぽんササミ」のカロリーは、約62kcalです。

カロリーに大差がないため、「なんだ、それならバナナをおやつ代わりにしてもイイんじゃない!?」と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください!

国産いっぽんササミからは上質なタンパク質が摂れるうえに、糖質はゼロ。

バナナは果物のなかではタンパク質が多いものの、ササミの約1/27と少量です。

さらに、バナナには肥満につながりやすい糖質が多く含まれているので、おやつ代わりに毎日食べさせるのは控えましょう。

バナナの栄養素や犬への健康効果は?

バナナには、糖質以外にもビタミンやミネラル、食物繊維など数多くの栄養素や成分が含まれています。

代表的な栄養成分と犬に期待できる健康効果を紹介します。

・ビタミンB群
バナナには、ビタミンB1やB2、B6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸といったビタミンB群が多く含まれています。

ビタミンB群は、犬の被毛や皮膚の健康、疲労回復、貧血予防などに役立ちます。

・ビタミンC
バナナ100g中にはビタミンCが16mg含まれていて、決して豊富というほどではありませんが、リンゴの4倍に相当します。

ビタミンCは犬の体内で作れるものの、シニア犬や病気のワンちゃん、運動量やストレスがかかる環境下のワンちゃんは、より多くのビタミンCを必要とします。

抗酸化作用や免疫機能強化作用を持っているので、免疫力アップや老化防止、発ガン性物質からの防御などが期待できます。

・カリウム
バナナ100g中のカリウム量は360mgと多く、リンゴの約3倍も入っています。

カリウムは、塩分濃度のバランスや神経伝達をスムーズにする働きを持っているので、むくみ防止や血圧の安定、心臓機能調節、筋肉の痙攣予防などに役立ちます。

また、利尿作用により老廃物を効率よく排出する「デトックス効果」も期待できます。

・食物繊維
バナナ100g中の食物繊維量は1.1gで、リンゴは1.4gですから、ほど良い量といえるでしょう。

食物繊維は腸内環境を整える働きがあるので、便秘の予防・改善、キレイな血液を維持するのに役立ちます。

少量であれば、バナナの「スジ」を犬に食べさせても大丈夫です。

・フラクオリゴ糖
バナナには、糖質の1種のフラクオリゴ糖も豊富に含まれており、ヒトでは腸内環境を整えることが知られています。

・セロトニン
バナナには、セロトニンというアミノ酸の1種が含まれていて、ヒトでは脳の活性化や集中力アップに役立つことがわかっています。

犬にバナナを食べさせる際の注意点

犬にバナナを食べさせ過ぎない!

栄養豊富なバナナですが、愛犬ちゃんにまるごと1本食べさせればお腹がいっぱいになってしまい、一番大事なタンパク質を摂ることができなくなってしまいます。

甘くてやわらかいバナナだけに、おねだりするほど大好きなワンちゃんも多いですが、食事に影響が出ないよう、ひと口程度に留めましょう。

病気のワンちゃんは獣医さんに確認を!

健康なワンちゃんにとってはよい働きをしてくれるカリウムですが、利尿作用でオシッコの回数や量が増える可能性があります。

また、カリウム制限中のワンちゃんや、なんらかの病気を抱えている場合は、必ず獣医師にバナナを食べさせても大丈夫か確認してください。

念のためアレルギーに注意

バナナに毒性はないものの、果物のなかではタンパク質を多く含んでいるため、体質によってはアレルギーを起こす可能性も。

愛犬ちゃんにバナナを初めて食べさせる際は、体をかゆがったり目が赤くなったりしていないかなど、体調に変化がないか観察しましょう。

犬にはバナナの皮は食べさせない!

最近では、皮ごと食べられるバナナも目にするようになりましたね。

いくらバナナの皮が健康によいとしても、犬には皮を剥いてから食べさせましょう。

また、バナナの皮の誤食は消化不良を起こすばかりか、窒息や腸閉塞といった不慮の事故にもつながりかねないので、置き場所や後片付けもお忘れなく!

犬にバナナを食べさせてもよいのか?まとめ

バナナには、犬の体に有益な栄養素や成分が入っていますが、肥満につながりやすい糖質も多く含まれています。

毎日食べさせるのは控え、たまのご褒美程度にバナナを活用してみてはいかがでしょうか。


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