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犬にそら豆を食べさせてもよいのか?

そら豆

犬にそら豆を食べさせても大丈夫

塩茹でしたそら豆は、おつまみとして重宝しますね。飼い主様がそら豆を食べているのを、愛犬ちゃんにジーッと見つめられたら、1粒あげたくなるのもわかりますが、味付け済みのそら豆はNGです。

犬に味付けなしのそら豆を少量食べさせるのであれば、問題ありません。そら豆には、犬の体にもよい栄養素がたくさん入っています。

今回は、そら豆に含まれる栄養成分が、犬にはどんな働きをするのか、食べさせる際の注意点もお伝えします。

そら豆の栄養と犬の体への働き

植物性タンパク質が豊富

そら豆には、植物性タンパク質が多く含まれています。そら豆のタンパク質は比較的消化吸収されやすい形なのが特徴です。

タンパク質は、犬の筋肉や骨、皮膚や被毛、内臓、血液に至るまで、健康な体を作るのに欠かせない栄養素です。

アミノ酸の含有量は、鶏肉などの動物性タンパク質に比べ半分以下と少ないものの、犬に必要なアミノ酸10種も含まれています。

タンパク質が不足すると、子犬では成長に支障が及び、成犬では免疫力も下がり健康な体を維持できなくなってしまいます。

ビタミンB群のビタミンB1とB2、葉酸が豊富

そら豆は、ビタミンB1やB2、葉酸を豊富に含んでいます。肉類にも含まれていますが、桁違いに多いのが特徴です。

ビタミンB1は、犬の神経機能を正常に保つために欠かせません。さらに、食べ物をエネルギーに効率よく変換する際にも必要な栄養素で、疲労回復効果が期待できます。不足すると、食欲不振や発育障害、運動障害などを引き起こします。

そら豆には、大豆に次いでビタミンB2が多く含まれているのが特徴です。「発育のビタミン」とも呼ばれるほどで、子犬の成長に欠かせません。成犬でも、皮膚、粘膜、被毛、爪、赤血球の産生や、免疫力の向上に必要です。不足すると、白内障になりやすくなったり、皮膚炎を起こしやすくなったりします。

葉酸は、人間と同じく妊娠中の母犬に必要なビタミンです。赤血球の産生や胎児の正常な発育に役立ちます。母犬の体内で不足すると、口蓋裂や口唇裂といった奇形の赤ちゃんが生れるリスクが高まります。また、葉酸は「造血のビタミン」とも呼ばれますが、欠乏すると貧血になることがあります。

鉄や銅など、ミネラルも豊富

そら豆には、鉄や銅、カリウム、マンガンなど、ミネラル類も豊富に含まれています。これらのミネラルも、肉類より含有量が高いのが特徴です。

鉄には、全身の隅々まで酸素を運ぶ働きや、細胞をサビ付かせる余剰活性酸素を除去する働きがあります。ただし、そら豆の鉄は植物由来の非ヘム鉄です。肉類のヘム鉄よりも吸収率は下がるため、肉類も併せて摂る必要があります。

ドッグフードを食べているワンちゃんなら鉄が不足することは稀です。万が一欠乏すると、貧血はもちろん、元気がなくなったり下痢が続いたり、被毛がパサパサになったりします。

犬の体にダニが住み着いて吸血されていると鉄不足になることがあるので、外飼育やダニが発生する季節は要注意です。

銅は、補酵素として犬の体内でメラニンの合成や鉄の働きをサポートします。欠乏すると、被毛のパサつきや貧血のリスクがあります。また、被毛の一部の色素が抜ける白毛症になることも。

カリウムは、神経伝達や心臓などの筋肉活動、エネルギー代謝などを担っています。また、ナトリウムと関与して水分調整や塩分調整を行うなど、正常な細胞機能を維持するのに欠かせません。欠乏すると、低カリウム血症になることがあります。

マンガンは、糖質・脂質・タンパク質の代謝や、骨の発育に欠かせない構成成分です。関節軟骨の形成にもかかわるミネラルなので、欠乏すると関節に異常をきたす可能性があります。

犬にそら豆を食べさせる際の注意点

必ず茹でてから食べさせる

犬がそら豆を生のまま食べてしまうと、下痢や消化不良を起こすことがあります。やわらかくなるまで茹でてから食べさせましょう。そら豆のサヤを外したら、包丁で切り込みを入れてから茹でると、薄皮も外しやすくなります。

茹で塩は入れない

人間の場合、そら豆を茹でる際に塩をきかせますが、普段からドッグフードを食べている犬の場合は、適度に塩分を摂っています。塩分過多を防ぐため、犬用のそら豆には茹で塩を入れないでくださいね。

細かくカットして誤嚥を防ぐ

小型犬にとって、そら豆は結構な大きさです。茹でたら薄皮を除去し、細かくカットするか潰してから食べさせましょう。特に、シニア犬や食べるスピードが速いワンちゃんの場合、誤って気道に詰まらせることがあるので注意してください。

食べさせ過ぎに注意

ビタミンやミネラル類がバランスよく含まれているそら豆ですが、やはり食べさせ過ぎには注意が必要です。野菜と比べるとそら豆のカロリーは高いので、ドッグフードを食べた後に1粒、2粒食べさせる程度で十分です。盗み食いにも気を付けましょう。

アレルギーを抱えるワンちゃんは注意

初めてそら豆を愛犬ちゃんに食べさせる際や、なんらかのアレルギーがあるワンちゃんは少量に留め、アレルギー反応が出ないか十分に観察してくださいね。

そら豆にはビタミンやミネラルが豊富ですが、タンパク質は植物性なので、主なタンパク源にするのではなく、野菜と同じように微量栄養素を摂る目的で活用しましょう。

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