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犬にキャベツを食べさせてもよいのか?


キャベツ

犬にキャベツを食べさせても大丈夫

キャベツは春・秋・冬と、ほぼ1年中手に入る野菜の代表格ですね。体によさそうなイメージが強いキャベツですが、犬に食べさせてもよい野菜なのでしょうか。
結論からお伝えすると、犬にキャベツを食べさせても大丈夫です。

しかし、特に何も考えずにキャベツを毎日食べさせていると、犬の体によくない影響を与える可能性があります。

今回は、キャベツが犬にもたらす健康効果や悪影響、どのようなことに注意して食べさせればよいのかをお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

犬にキャベツを食べさせるとどんな健康効果がある?

キャベツには数多くのビタミンやミネラルが含まれていますが、その中でも代表的な栄養素として、ビタミンCやビタミンK、ビタミンU、食物繊維が挙げられます。
キャベツの代表的な栄養素が、犬にどんな健康効果をもたらすのか見ていきましょう。

ビタミンC

キャベツにはビタミンCが多く含まれています。犬はビタミンCを体内で合成できますが、運動量の多い犬や大型犬、高齢犬、服薬中に不足しやすいビタミンです。

ビタミンCはコラーゲンや骨の生成にかかわっているので、関節や軟骨の病気を予防します。
さらに、ストレスに対抗する際にも消費されるため、アレルギーや皮膚トラブルの起きにくい体作りに役立ちます。

ビタミンK

しっかりと食事を摂っていれば、犬がビタミンK不足になることはまれです。
ビタミンKは骨の形成や止血にかかわるので、骨の健康維持、ケガや粘膜からの出血を速やかに修復します。

ビタミンU

ビタミンUは、別名をキャベジンといいます。市販の胃腸薬としても知られるように、ビタミンUには胃腸を丈夫にしてくれる働きがあります。

食欲増進や免疫力を高めるので、アレルギー体質や下痢しやすい体質を改善するのに役立つ栄養素です。

食物繊維

キャベツにはレタスの約2倍、小さめのサツマイモの約8割に相当する食物繊維が含まれています。

水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のベストバランスは「2:3」といわれていますが、キャベツの割合は「1:3」で、腸壁を刺激する不溶性食物繊維が多く含まれています。

いずれの食物繊維も腸内環境を整えてお通じをよくするほか、老廃物を出しやすくするデトックス効果を持っています。

犬にキャベツを食べさせる際の注意点

犬にキャベツを食べさせる際には、次のような点に注意しましょう。

加熱に弱い栄養成分もある

犬の健康増進やアレルギー改善に役立つキャベツですが、ビタミンCやビタミンUは水に溶けやすく、加熱すると量が半分以下に減ってしまうのが難点です。

キャベツは長時間水にさらさず、生キャベツのまま食べさせたほうが栄養成分を摂らせることができます。

ビタミンKは脂溶性ビタミンなので、水に溶けにくく加熱にも強いのが特徴です。油で炒めることでより吸収率が高まります。

食物繊維の摂り過ぎに注意

キャベツは加熱するとカサが小さくなるので、つい食べさせ過ぎてしまうことがあります。
キャベツに含まれる食物繊維を摂り過ぎると、下痢や嘔吐につながることがあります。

小型犬なら、キャベツの葉1/5程度で十分です。1センチ程度に刻み、食物繊維を切ってから食べさせると消化吸収がよくなります。

キャベツの芯は栄養豊富だが注意が必要

実は、キャベツのビタミンCやカルシウム、カリウム、マグネシウムなどは、葉の部分よりも芯のほうに多く含まれています。

しかし、芯には“硫酸イオン”という中毒成分も若干含まれるといわれているので、胃腸機能が低下している高齢犬や幼犬には食べさせないほうがよいでしょう。

健康に問題のないワンちゃんなら少量食べても中毒は起こさない範囲ですが、そぎ切りして茹でたあと、さらに細かく刻んで食べさせましょう。

犬にキャベツを大量に食べさせると結石や甲状腺に悪影響が!

犬にキャベツを食べさせ過ぎると、病気のリスクが伴うことをぜひ知っておいてください。

犬にキャベツを大量に食べさせると結石の原因に!

キャベツに含まれる“シュウ酸”という成分は、犬のシュウ酸結石を引き起こす原因物質です。
シュウ酸を多く含むことで知られる“ほうれん草”の約半分量ではありますが、キャベツをたくさん食べさせれば、結果としてシュウ酸を大量に摂取してしまいます。

また、キャベツのシュウ酸は茹でることで減らすことができますが、過去に結石になったことがあるワンちゃんには食べさせないほうが無難です。

“犬の野菜ふりかけ”としてキャベツが使われている商品がありますが、毎日食べさせると結石のリスクが高まる可能性があるので気を付けてください。

キャベツと同じアブラナ科の野菜を組み合わせてはダメ

アブラナ科の野菜には、キャベツのほかブロッコリーや大根、カブ、白菜などがあります。

アブラナ科の野菜に含まれるグルコシノレートという成分は、甲状腺機能低下や甲状腺腫を引き起こす可能性が指摘されています。
キャベツとほかの野菜を組み合わせるときは、同じアブラナ科ではなく別の野菜を選びましょう。

犬にキャベツを食べさせるなら少量を守って

ビタミンCやビタミンUなどの加熱に弱い栄養素を摂らせたい場合は生のまま食べさせてもよいですが、消化しやすさや吸収率を考えると加熱したほうがよいでしょう。

キャベツは栄養豊富な野菜ですが、大量に食べさせたり毎日トッピングに使ったりすることは避け、少量をたまに食べさせる程度に留めたほうが安全です。