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犬にカリフラワーを食べさせてもよいのか?

カリフラワー

犬にカリフラワーを食べさせても大丈夫

カリフラワーの白い塊部分は花のつぼみですが、犬に食べさせてもよいのでしょうか?

結論から先にお伝えすると、犬にカリフラワーを食べさせても大丈夫です。注意すべき点さえ知っておけば、むしろ犬の体によい野菜です。

今回は、カリフラワーの特徴的な栄養成分や犬に食べさせることで期待できる健康効果を始め、注意すべき点についてお話しします。

カリフラワーとブロッコリーの違い

カリフラワーは、キャベツの野生種を改良して作られたアブラナ科の野菜です。同じようにして作られたブロッコリーが緑黄色野菜なのに対して、カリフラワーは淡色野菜に分類されます。

この分類は厚生労働省の基準によるもので、原則として可食部(食べられる部分)100g中に、「カロテン」を600㎍以上含んでいれば緑黄色野菜、以下なら淡色野菜と決めています。

カリフラワーはブロッコリーと見た目や食べる部位は同じですが、カロテンとビタミンK、葉酸などはかなり少なめです。

ほかの栄養素に関してはブロッコリーよりもやや少ない程度ですが、特に栄養素が少ない野菜というわけではないので安心してください。

カリフラワーの栄養と犬に期待できる健康効果

それでは、具体的なカリフラワーの栄養の特徴や、犬にどんな健康効果が期待できるのか見ていきましょう。

カリフラワーのカロテンは少ない

カリフラワーには体内でビタミンAに変換される、脂溶性ビタミンのβ-カロテン含有量が少ないのが特徴です。

カリフラワーに含まれるβ-カロテンの量は18㎍。ブロッコリーの800㎍と比較すると、およそ40分の1程度しか含まれていません。

カロテンは強い抗酸化力で免疫力を高め、皮膚や血管、目の健康もサポートする栄養素です。

この点ではカリフラワーよりもブロッコリーを犬に食べさせた方が効果的ですが、ビタミンA過剰症の心配を考えると、かえってカリフラワーのほうが犬に向いている野菜といえます。

カリフラワーのカリウムに注目

カリフラワーがブロッコリーよりもやや多く含む栄養素に、カリウムがあります。カリウムは、犬の必須ミネラルです。

体内に塩分が増えると体外に排出し、むくみを防ぎます。ほかにも、筋肉を正常に収縮させる働きを持ち、生きていく上で欠かせないミネラルです。

カリウムが慢性的に不足してくると、体力や元気の喪失、血圧降下などがみられるようになってきます。

慢性的に下痢が続いたり、食事を十分に食べられない状態になったりすると、低カリウム血症を起こすことがあります。

カリフラワーのビタミンCにも注目

カリフラワーのビタミンCにも注目です。ブロッコリーの含有量には1歩及ばぬものの、レモンと同じぐらい含んでいます。

ビタミンCは犬の体内で合成できますが、シニア犬になると合成力が衰えるので、食事から摂りたいビタミンの1つです。

ビタミンCが十分に摂取できていると、老化予防や免疫力アップに役立つだけでなく、皮膚や骨を丈夫にする効果も期待できます。

カリフラワーの食物繊維で便秘解消

ブロッコリーよりは少ないものの、カリフラワーには食物繊維が比較的多く含まれています。食物繊維が多い野菜の代表である、さつまいもと同じ程度の含有量です。

食物繊維には、水に溶けやすい水溶性と溶けにくい不溶性の2種類あります。カリフラワーには不溶性食物繊維が多く、ウンチのカサを増やしてワンちゃんの便秘を解消する効果が期待できます。

犬にカリフラワーを食べさせる際の注意点

病気の犬には食べさせない

カリフラワーはアブラナ科の野菜なので、微量のシュウ酸を含んでいます。健康なワンちゃんなら、少量のカリフラワーを食べても大丈夫です。ただし、尿路結石症や甲状腺疾患を抱えているワンちゃんには食べさせないでください。

また、カリウムが多く含まれているので、腎臓疾患を抱えているワンちゃんにもカリフラワーを食べさせてはいけません。場合によっては、高カリウム血症を引き起こすことが考えられます。

ビタミンA過剰症を避けるために

犬はβ-カロテンをビタミンAに変換する力が強いことがわかってきました。カリフラワーのβ-カロテン含有量はブロッコリーよりはかなり少ないものの、継続して食べさせていると、ビタミンA過剰症の心配があります。大量に継続してカリフラワーを食べさせることは避けましょう。

アブラナ科の野菜を組み合わせない

カリフラワーとブロッコリー、キャベツ、白菜など、アブラナ科の野菜ばかりを組み合わせると、いっきにシュウ酸の量が増えてしまい、甲状腺機能低下や高カリウム血症などを起こしかねません。

消化不良や下痢に注意

カリフラワーの食物繊維には健康効果がある反面、消化不良や下痢の原因にもなります。愛犬ちゃんにカリフラワーを食べさせる際は、消化を少しでもよくするために、加熱後に細かくカットしてから少量を食べさせましょう。

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