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犬に納豆を食べさせてもよいのか?

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犬に納豆を食べさせても大丈夫!

大豆が原料の納豆は、代表的な発酵食品の1つです。煮た大豆に「納豆菌」という細菌の一種を加え、保温することで発酵します。
ネバネバが特徴の納豆は、犬に食べさせてもよい食品です。
納豆は、犬の健康にも人間同様の効果があると言われています。
そこで今回は、納豆の栄養成分や犬に納豆を食べさせるとどんな効果があるのか、注意する点はあるのか、どのくらい食べさせてもよいのかについて紹介します。

納豆にはどんな栄養素が含まれているの?

まずは、犬に納豆を食べさせるにあたり、どんな栄養素が入っているのかを見ていきましょう。

■粒の納豆1パック(45g)に含まれる代表的な栄養素
<総カロリーと三大栄養素>
・総カロリー:90kal
・タンパク質:7.4g
・脂質:5g
・炭水化物:6g
<ビタミン・ミネラル>
・ビタミンB2:0.25mg
・ビタミンB6:0.11mg
・パントテン酸:1.62 mg
・ビタミンE:0.5mg
・ビタミンK:270μg
・カリウム:300mg
・カルシウム:41mg
・マグネシウム:45mg
・鉄:1.5mg
・モリブデン:130.5μg
・食物繊維:3g
<その他>
・ナットウキナーゼ

納豆の栄養素で特に注目したいのは、ナットウキナーゼ、ビタミンK、タンパク質、食物繊維、パントテン酸の5つです。

納豆の注目すべき2つの成分

納豆の注目成分として、「ナットウキナーゼ」と「ビタミンK2」があります。
まずは、この2つの成分に注目して、納豆を犬に食べさせるとどんな効果があるのか見ていきましょう。

ナットウキナーゼで「血液サラサラ」効果

あの独特のネバネバは、納豆菌によって作り出される成分「ナットウキナーゼ」と呼ばれ、発酵する過程で生まれるタンパク質分解酵素です。
ナットウキナーゼには、血管を詰まらせてしまう「血栓」を溶かす作用があるため、血液をサラサラにしてくれます。
血管内を血液が滞りなく流れることで、全身に栄養や酸素、水分が行き渡り、老廃物を出しやすい体になります。

ビタミンK2で「骨ガッチリ」効果

納豆に含まれるビタミンK2は、ナットウキナーゼとは反対に、血液凝固にかかわっている成分です。
ケガによる出血や体内で少量の出血が起きると、血液凝固因子というタンパク質が血液を固めて止めていますが、ビタミンK2がなければうまく出血を止めることができません。
さらに注目したいのは、ビタミンK2が骨の形成にかかわっている点です。カルシウムを効率よく骨に取り込んで定着させる働きや、骨の質を高める効果があります。

まだまだある!納豆の優れた効果

納豆には、まだまだ優れた効果があります。「タンパク質」と「食物繊維」、「パントテン酸」について見ていきましょう。

犬の生命に欠かせないタンパク質が豊富

納豆には3大栄養素の1つ、「タンパク質」が多く含まれています。
タンパク質は犬の血液や筋肉、皮膚、被毛、骨、免疫系など、基本的な体を作るために絶対に欠かせない栄養素です。
納豆にはどのくらいのタンパク質が含まれているのか、分かりやすいように「ささみ」と比較してみます。
納豆1パック(約45g)あたりのタンパク質は約7.4g。それに対して、ささみ1本(約45g)のタンパク質は約10.4gです。
納豆のほうが若干少ないものの、比較的タンパク質が多く含まれていることがわかります。
ただし、納豆は植物性タンパク質なので、肉や魚などの動物性タンパク質に比べると消化吸収率が劣ることを知っておいてください。

お腹スッキリ!便秘に効果テキメンの食物繊維たっぷり

便秘がちだったりウンチが異常に臭かったり、口臭が強いワンちゃんは、食物繊維が足りていないことが往々にしてあります。
あまり知られていないかもしれませんが、納豆には食物繊維が豊富に含まれています。
大豆のままだと水溶性食物繊維はかなり少ないのですが、不思議なことに納豆になるとグンとその量が増えるのです。

食物繊維には、ツルンとウンチを出してくれる「水溶性食物繊維」と、カサを増して腸内を刺激する「不溶性食物繊維」の2種類があります。
「水溶性2:不溶性3」と、やや不溶性食物繊維を多く摂ると、腸内環境がよくなると言われています。
納豆1パックに食物繊維は約3g含まれており、「水溶性2:不溶性4」のバランスです。ベストバランスではないものの、どちらも含まれている優秀な食品と言えるでしょう。
腸内環境が整うと血液がキレイになり、消化吸収率が高まります。その結果、老廃物を出しやすくなるので、便秘や臭いウンチの解消、さらにはツヤツヤの被毛も期待できます。

パントテン酸でストレスによる体調不良を和らげる

納豆の中でも「ひきわり納豆」には、ビタミンB群の1種「パントテン酸」が多く含まれています。
犬がストレスを強く受けた際に低下しやすい、副腎皮質ホルモンの合成を促進する働きがあるので、ストレスで元気がなくなったワンちゃんにも効果的です。
また、パントテン酸には血管の内側にコレステロールを付着させにくくする働きがあります。血管の柔らかさは健康に直結するのでシニア犬にもおすすめです。

犬に納豆を食べさせる際に注意する点

ナットウキナーゼやビタミンK2、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などを豊富に含む納豆ですが、ワンちゃんによっては食べさせてはいけないケースもあります。

アレルギーに注意

豆類に食物アレルギーがある場合は、納豆を食べさせないでください。

味付けは禁物

納豆に醤油などを掛ける必要はありません。そのまま食べさせるか、粒納豆なら包丁で細かく刻んでから食べさせましょう。

病気やお薬を飲んでいるワンちゃんは注意

納豆にはカリウムが含まれています。腎臓病や心臓病を抱えているワンちゃんの場合、上手にカリウムを排泄できず体内に溜まってしまうので、食べさせないようにしてください。
また、血液をサラサラにするナットウキナーゼを多く含んでいるので、お薬を処方されているワンちゃんの場合、飲み合わせに問題がないかを獣医に確認してください。

メインのタンパク源にしない

納豆は植物性タンパク質なので、消化吸収率は動物性よりも劣ります。
成犬はもちろん、シニア犬や子犬の手作り食を作る場合は、動物性タンパク質をメインに組み立てるとよいでしょう。
ドッグフードをメインで食べているワンちゃんなら、トッピングやおやつとして食べさせると食欲が増すことがあります。

加熱しないで食べさせる

ナットウキナーゼは、常温で活発に働く特性を持っています。また、加熱によって破壊されてしまうので、加熱を避けて室温に戻した状態で食べさせてあげましょう。

犬に納豆を食べさせる量はどのくらい?

犬に納豆を食べさせる場合、どのくらいの量をあげればよいのでしょうか。
ドッグフードのトッピングや、おやつとして食べさせる際の一例を提示しますので参考にしてください。

体重3kg:5g(納豆1パックの約1/9)
体重5 kg:7 g(納豆1パックの約1/6)
体重10 kg:16 g(納豆1パックの約1/3弱)
体重15 kg:22 g(納豆1パックの約1/2)
体重20 kg:27 g(納豆1パックの約2/3弱)
体重40 kg:45g(納豆1パック)

納豆を主なタンパク源にすることはできませんが、キレイな血液や骨の質を高める成分のほか、便秘やストレスを緩和するといった健康によい栄養素が入っています。
健康で長生きするための食品として、納豆をときどき食べさせてみてくださいね。

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