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犬にグリーンピースを食べさせてもよいのか?

グリーンピース

犬にグリーンピースを食べさせても大丈夫!

グリーンピースは、サヤの中の実だけを食べる“実えんどう“の1種で、完熟する前に収穫した「未成熟の豆」です。

未成熟と聞くと、犬にグリーンピースを食べさせてもよいのか心配になりますよね。未成熟といえども、グリーンピースには犬が中毒を起こすような成分は入っていませんので、食べさせても大丈夫です。ドッグフードの原材料に使われることもあります。

今回は、グリーンピースの豆知識や特徴的な栄養素、犬にはどんな健康効果が期待できるのか、食べさせる際の注意点も併せて紹介します。

ちょっと役立つ豆知識!未成熟なグリーンピースでも栄養があるの?

マメ科エンドウ属のグリーンピースには、水分やタンパク質のほか、ビタミンB群、ビタミンC、β-カロテン、食物繊維などが含まれています。枝豆や大豆は同じマメ科ですが、ダイズ属なので植物学的には違います。

また、グリーンピースは未熟な分、あまり炭水化物は含まれておらず、ショ糖という甘味のある糖質が多いのも特徴です。

対して完熟に近づいたところで収穫する、実えんどうの1つ「青えんどう豆」を例にとると、水分が減り、ショ糖などの糖質も少なくなっているので、グリーンピースほど甘くありません。

タンパク質やビタミンB群、食物繊維が多いのは同じですが、ビタミンB群やβ-カロテンは激減し、ビタミンCはなくなってしまいます。

つまり、グリーンピースには完熟前だからこその、甘味と栄養成分がある、ということになります。

犬にグリーンピースを食べさせるとどんな健康効果があるの?

グリーンピースの栄養からタンパク質とビタミンB群に注目し、犬に食べさせるとどんな健康効果が期待できるのかみてみましょう。

植物性タンパク質は必須の栄養素

グリーンピースには、同じ豆類の大豆と比べると、半分ぐらいのタンパク質が含まれています。動物性タンパク質の豚肉と比べても1/3程度含んでいるので、植物性の食品としては多いほうです。

グリーンピースには犬に必要な10種を含めたアミノ酸すべてが含まれています。しかし、「質」を決めるアミノ酸の含有量や割合は、動物性タンパク質のほうが断然優秀です。

グリーンピースなどの植物性タンパク質は質としては劣るため、主なタンパク源とせずにサブ的なタンパク質と考えましょう。

犬の体にとってタンパク質はとても重要で、筋肉や骨、血液、内臓、皮膚、被毛など体を構成するのに絶対に必要な栄養素です。

ほかにも、生命維持に欠かせない免疫細胞やホルモン、消化酵素を作り、ビタミンやミネラルの働きをサポートします。

食事から十分にタンパク質が摂れていれば、筋肉の老化予防や免疫力がアップして、病気にかかりにくい元気な体や美しい被毛を維持できます。

ビタミンB群の中の葉酸に注目

グリーンピースはビタミンB群に属するすべての栄養素を含んでおり、大豆の約2倍、豚肉の約半分の含有量です。

ビタミンB群とは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸の8種の栄養素で構成されるグループの総称です。

ビタミンB群は補酵素として糖質や脂質、タンパク質の代謝にかかわっていて、エネルギーを作る働きを持っています。単体だと効果を発揮しにくいので、どれもが食品に入っているのが理想的です。

グリーンピースには葉酸が多く、、成熟に近い青えんどう豆の約14倍、大豆の約2倍、豚肉の約100倍に相当します。葉酸が多く含まれる野菜として知られるオクラと同程度です。

葉酸は、鉄の吸収を高めて貧血を予防するほか、胎児の発育に欠かせません。妊娠中の母犬が葉酸欠乏にあると、口蓋裂や口唇裂、脊椎披裂など、生まれて来る赤ちゃん犬の奇形率が高まります。

また、食事量が激減したり質の悪いドッグフードを食べさせたりしていると、葉酸を十分に摂れずに貧血や口内炎といった欠乏症状を起こすことがあります。

犬にグリーンピースを食べさせる際の注意点

柔らかく茹でてから食べさせる

冷凍や缶詰のグリーンピースは1年中手に入りますが、旬の春先から初夏にかけては生のグリーンピースを入手できることがあります。その場合は、必ず指で潰れる程度まで柔らかく茹でてから食べさせましょう。

冷凍、缶詰、生のグリーンピースのどれがイイ?

それぞれほとんど同じ栄養素が入っているものの、水煮缶詰は全般に栄養素の含有量は低いです。

葉酸に注目すれば、冷凍のグリーンピースは缶詰の約10倍、生を茹でたグリーンピースの約1.3倍です。

ビタミンCをみてみると、やはり冷凍のグリーンピースのほうが生を茹でたグリーンピースよりも1.4倍含んでいます。缶詰のグリーンピースにはビタミンCは入っていません。

手軽に購入できる点と全般的な含有量から判断すると、冷凍のグリーンピースがよいでしょう。

粒のまま食べさせない

犬はグリーンピースのような小さいものを咀嚼するのがとても苦手です。特に、一気にご飯を食べる愛犬ちゃんや老犬ちゃんに粒のまま食べさせてしまうと、気管に詰まらせる可能性があります。指で潰すか、ふやかしたドッグフードと一緒にすり潰してから食べさせてあげましょう。

食べさせ過ぎに注意

グリーンピースは、野菜に比べると炭水化物や糖質、脂質を多く含んでいるので、カロリーは高めです。

食物繊維量の多さに注意

実は、グリーンピースの食物繊維量はとても多いのです。同じグラムであれば、モロヘイヤやごぼうなど、いかにも多そうな野菜よりも多いため、食べさせ過ぎると下痢や嘔吐する可能性も。体の大きさにもよりますが、数えられる程度の量に留めておきましょう。

これから妊娠予定の愛犬ちゃんにも有益な葉酸を多く含んだグリーンピース。上手に活用して楽しいワンライフをお過ごしくださいね。

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