コーギーのしっぽは生後間もなく切る
コーギーのしっぽは生まれつきないと思っている方も多いと思いますが、コーギーのしっぽは基本的に生後まもなく切っているのです。産まれたときには基本的にはしっぽがあります。
コーギーは2種類ありまして、ペンブロークとカーディガンという2種類がいます。日本で多く見られる一般にコーギーと呼ばれているのはペンブロークのほうです。カーディガンはあまり見かけられず、しっぽを切りません。
コーギーのしっぽを切る歴史
なぜコーギーはしっぽを切るようになったかというと、もともと牛や羊追いの使役犬だったので、しっぽが邪魔になるので昔に切る習慣ができたようです。また、海外では牧畜犬は課税の対象で、税金を納めた証明としてしっぽを切り落としたとも言われています。
コーギーのしっぽを切る近年の世論
ただ、このしっぽを切るということは近年、動物愛護の観点から見直されてきています。
しっぽを切るときは動物病院で生後まもなく麻酔なしに切ります。麻酔をしないのは生後間もない子犬に麻酔は危険だという理由です。麻酔なしで神経の通っているしっぽを切るのですから、痛くないわけはないと思います。私はしっぽに輪ゴムを巻きつけてしっぽを腐らせてしっぽを切り落としているブリーダーさんも見たことがあります。しっぽを腐らせて切り落とすなんて、、、考えられません。
ヨーロッパ諸国では動物愛護の観点から、コーギーのしっぽを切ることを法律で禁止しはじめているところが増えてきております。
牛や羊を追うときにしっぽが邪魔になっていたので切っていたのであれば、家族として一緒に生活している現在、しっぽはあっても何の問題もないからです。むしろ、しっぽがあったほうが感情表現も豊かにできます。喜んでいるのか恐がっているのかもよく分かります。もちろん、痛い思いもしなくてよくなります。
日本でもここ数年、コーギーのブリーダーさんで、しっぽを切らずに子犬を販売している方も増えてきています。このようなブリーダーさんは本当に素敵だと思います。
家族として生活するのであれば、しっぽを切る必要はないと私は思います。
ただ、現状としてはしっぽを切っていないとペットショップや業者が売れないといって購入してくれないところがほとんどなので、ブリーダーさんも仕方なく切っている方も多いです。
日本でもヨーロッパ諸国に続いて、コーギーのしっぽを切るのを法律で禁止して欲しいと願っています。
もちろん、コーギー以外にもしっぽを少し切るプードルやヨーキーなども同じだと思います。